東北の畜産業を支えます
東北グレーンターミナルは、飼料メーカー6社が立地する八戸飼料穀物コンビナートの中核企業として1982年より飼料原料である穀物の搬入・保管・搬出業務を行っています。
家畜飼料の原料の多くは世界各地から輸入されています。原料のスムーズな供給が行われなければ、畜産業に支障をきたし、豊かな食生活を維持することはできません。当社は、穀物バリューチェーンにおける東北地方の物流拠点として、飼料原料を飼料メーカーへ安定供給するという重要な役割を担っています。
穀物 VALUE CHAIN
業務の流れ
世界各地から運ばれてくる
飼料原料の安定供給を実現
1
海外産地で船積み
荷主(商社等)が買付をした穀物が外航本船に船積みされます。
2
荷捌き会議
荷役(荷揚げ)作業開始前日に船内荷役業者など関係者が集まり、原料の品目や荷役数量、荷役段取りや、安全作業の確認等の打合せを行います。
3
本船入港
外航本船が当社専用桟橋に接岸します。
4
植物検疫検査
植物防疫所の検査官が到着した穀物を検査します。検疫害虫が発見された場合、サイロに搬入後くん蒸(殺虫)が行われます。
5
本船荷役
外航本船によって運ばれてきた穀物はアンローダで荷揚げされ、コンベアを通り、当社サイロへ搬入します。
6
サイロ保管
サイロ内では、穀物の種類、産地、ロット等により分別保管します。
7
飼料メーカーへ搬出
コンビナート内の飼料メーカーへ直結した専用コンベヤ、またはトラックによって搬出されます。
徹底した品質管理
サイロ内の穀物は161本あるビン毎に徹底した温度管理のもと保管されています。
防疫・衛生対策
構内に入構する全ての車両は必ずこの消毒装置を通過します。また合同倉庫に防鳥ネットを設置するなど、万全の防疫・衛生対策を施しています。
非常時の対策について
東日本大震災の経験から、非常用発電設備、アンローダ緊急退避設備を導入。また電源盤・コンプレッサといった屋外電源設備は高所に移設しました。
非常用発電設備
800kWのディーゼル発電機を設置。電源が遮断された場合であっても、飼料メーカーへの原料供給が滞ることがないよう搬出に必要な電力を確保しています。
アンローダ緊急退避設備
地震による津波が発生した場合の安全対策として、サイロ上からの遠隔操作を可能とする退避システムを導入。オペレーターの安全を確保しつつアンローダを退避させ、破損を防ぎます。